僕が撮影した全天周コンテンツが富山市科学博物館で上映されました

全天周コンテンツコンテスト作品上映会が富山市科学博物館で行われ、

そこで僕が撮影した全天周コンテンツ(ドーム映像作品)が上映されました!


富山市科学博物館


タイトルは

プラネタリウムのための『銀河鉄道の夜』の舞台写真』

です。





作品説明

 宮沢賢治の名作『銀河鉄道の夜』についてはKAGAYA監督作品の『銀河鉄道の夜 DVD プラネタリウム版』等がしばしばプラネタリウムで上映されています。『銀河鉄道の夜』では主人公達が白鳥座から始まりさそり座等天の川沿いの星座に沿って星空の旅を続け、南十字星付近でその旅を終えます。



この白鳥座から南十字星までの銀河鉄道の夜の舞台の星空は8月のオーストラリアなどで見る事が出来ます。そこで、星が沢山見えるオーストラリアのエアーズロック銀河鉄道の夜の舞台を撮影したものが今回の写真です。



牟田撮影のこの種の写真はこれまで、書籍『宇宙と物理をめぐる十二の授業』(牟田淳著、オーム社)や山梨県立文学館の銀河鉄道の夜アウトリーチ教材としても使われています。



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この作品はもともと2009年、宮沢賢治、『銀河鉄道の夜』の舞台写真が南半球の国で撮影出来るということでエアーズロックで180度魚眼レンズを用いて撮影したものです。しかしながら180度魚眼レンズで撮影したものはそのまま全天周コンテンツ(ドーム映像作品)になるのです。






写真では歪んで見えた魚眼レンズ写真も全天周コンテンツ(ドーム映像作品)にすると当然歪みはなく、本当にエアーズロックに来て『銀河鉄道の夜』の舞台を見ているようです。自分の作品ですがすごく感動しました。





180度魚眼レンズを用いて撮影した写真はプラネタリウム(ドーム映像、全天周コンテンツ)で見ると元の風景に戻るので、すごくリアルなのです。今後は180度魚眼レンズを用いて撮影した写真を用いた科学教材がどんどん増えていくでしょう。実写による星の学習の方がリアルで学習効果があるに決まってますから。プラネタリウムの役割も今後ますます大きくなりそうです。