泡箱ネイル あんど insider


工芸大では数学の授業とか物理の授業とかやっているのだが、単なる数学、物理の教養ではなく、黄金比をはじめとした数学とアートの関係、自然の形とアート、そしてSFなど物理とアート(コンテンツ)の関連などを授業している。

で最近工芸大でも数学や物理を使った学生のアート作品があったのでいくつか紹介。

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泡箱ネイル

これはデザイン学科の笠尾先生の授業を受けた学生が作ったものなのだけど、素粒子の泡箱の軌跡をアート作品に仕上げている。素粒子の泡箱の軌跡の絵は子供のころNewtonなどで見て自然はすごくきれいだなあと感動して、工芸大でも「図形とデータ」や「物理学概論」などで何回も紹介している絵だ。僕の授業を受けてたかどうかはわからないけどデザインの学生が素粒子の軌跡をアート作品に仕上げてくれるととてもうれしい気がする。来年授業で一年生に紹介しよう。
笠尾先生の授業も紹介しよう。


科学未来館は最先端の科学をアートと結びつけて紹介したいので(泡箱は最先端ではないが)、比較的難しそうな科学を題材にしているが、カンタンなことでも雪の結晶とかミクロな世界、マクロな世界それぞれに美しい世界がある。
授業では
天と地―肉眼で見えないもの

なども紹介しているので(もともとは写真学科を意識した写真集。ミクロな世界、マクロな世界の美しさを紹介した科学写真家メーレンさんの作品)デザインの学生とかにも色々作品に応用してほしいなあ。


insider

これは写真学科の学生の作品で、キャノン:写真新世紀でグランプリをとったもの。はじめ見たときはよく見てなかったので気づかなかったのだが、この作品は「シンメトリー」を使って作られている。僕の「図形とデータ」の授業ではこのシンメトリーがいかに自然科学、芸術で重要かを学生に紹介した。彼女が僕の授業を一年の時受けてたかはわからないが数学を題材にグランプリをとった作品が出てきてうれしいなあ。来年の一年生に紹介しよおっと。


というわけで数学、物理を使った作品がこれからもどんどん出てくるように学生にも色々数学、自然の美しさ、魅力を紹介しよう。



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