工芸大芸術学部卒展1

というわけで2月23日に工芸大芸術学部卒展に行ってきました。当日は新宿と広尾でも用事があったので、午前中から都内へ。

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卒展の会場はアカデミーヒルズという六本木ヒルズの40階にあるのだけど、エスカレータに乗ってもエレベータに乗っても6階までしかいけません。どこに入り口があるのか色々探したところ、どうしても見つからないのでインフォメーションで聞いてアカデミーヒルズ行きのエレベータに乗って卒展会場に到着!

いっぱい人がいました。1-2年の時教えた4年生もいっぱいいます。よく見ると1-2年生もいました。卒展の中で一番気に入ったのは(個人的にだけれども)アニメーション学科の作品。絵が綺麗で動きが温かみを感じさせます。やっぱりコンテンツ系のアート作品って技術、画力、内容の3者のバランスが取れていないとだめで理系の自分がいうのもなんですが、技術に走って内容や絵はたいしたことはなくて、おそらくその作品から技術を除いたらほとんど見る価値がないというのだとだめなんですね。技術がなくてもそれなりの作品となっているものに技術が加わるとよりすばらしくなるのだと思います。そういう意味で多くの教員が見た「おはなしの花」以外にも沢山の作品が見れてよかったです。

映像学科はやっぱり工芸大の人気学科だけあって、選抜展の最初のドラマは売り物レベルの作品ですね。この学科の作品は演じている人が素人に見えずきちんと演技できてるので、一部若しくは全部は俳優か女優の仕事をしている人なのかな?まあ小さな子供が出ていたから学生ではないだろう。自衛隊の大型輸送ヘリとか出てくるのでよくこんな映像入手したなあと思っていたら、エンディングで自衛隊撮影協力の文字が出ていました。

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デザインは藤井氏の作品が気に入りました。他のひとも「大作だね」といってました。砂糖というか雪というかそんな質感を感じさせる紙粘土のようなものに、温かみのある色彩を使って夢に向かって?羽ばたく鳥?のような印象を受ける作品です。あとHPは綺麗なアクリルに光をあて、中に鉄球か磁石球が沢山あっていけばなが磁石でできていていけばなと磁石が下から光で照らされたアクリルを介してくっつく作品。というか立体作品は説明が難しいので説明するより見たほうがいいですね。

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メディアアートはくらげさんとかガラス球の作品とか、写真は花火とか。同じ写真のcomposition of paticles はカタログみると粒子の誕生、消滅を表現しているということで物理学概論を教えている自分としては物理はアートに影響を与えるなあと思っていたのですが、見るとスキューバダイビングをしているときに海の中で見る、海から見た太陽みたいな雰囲気があります。


というわけ2時頃から7時頃まで色々な作品を見ました。写真は跡で学内WEBにのせる予定です。