プラトンの多面体と宇宙の形とプラネタリウム
今日はゼミで学生に先週作成した雪の結晶撮影法の資料をもとに、雪の結晶撮影法を紹介。
雪の結晶を撮影できる人は、天体撮影できる人よりも断然少ないので、とっても貴重な資料です。
さて、そのあとは夏休み行事用の新型厚紙プラネタリウムを開発。
これまでは円柱型厚紙でプラネタリウムを作っていたのですが、正12面体プラネタリウムが載っている『大人の科学 vol.9』を参考に、正十二面体の厚紙プラネタリウムを作成。
実はこの正十二面体、とっても深い意味があります。
プラトンの時代、正多面体と元素を結び付ける説がありました。そこでは、正四面体を火、正六面体を土、正八面体を空気、正二十面体を水とみなし、残りの正十二面体を宇宙全体の形をあらわすもと考えられていました(数学:パターンの科学 日経サイエンス社より)。
もちろん、元素とか知っている現代人から見るとこの考えは滑稽かもしれませんが。。。
というわけで、太古の昔、宇宙全体の形を現すと考えられていた正十二面体で作られるプラネタリウムの試作品。
気に入っています。