CernにおけるHigss粒子探索
新聞に
質量の起源「ヒッグス粒子」発見か 13日に研究発表
http://www.asahi.com/science/update/1208/TKY201112080172.html
朝日新聞
の記事があってびっくり。Higgs粒子と言えば簡単に言うと素粒子理論の中で、クオーク(原子核の中の陽子や中性子がクオークから出来ています)やレプトン(電子など)などに質量を与える仕組みを説明するもの。
クオークやレプトンは最初は質量はゼロで光の速度で動いていた。しかし、その後ヒッグス粒子の海が出来た為、ちょうど海の中を泳ぐと抵抗があるようにクオークやレプトンはヒッグス粒子の海の抵抗を受けて光の速度以下で動くようになった。
これは別の見方をすると、クオークやレプトンは質量をもつようになったとするもの。つまり、私達は基本的にはヒッグス粒子の海の中にいるので抵抗を受けて質量があると考えるわけです。
しかしながらこのヒッグス粒子、ずっと見つかっていませんでした。
しかしネタ元をたどると
sufficient to make significant progress in the search for the Higgs boson, but not enough to make any conclusive statement on the existence or non-existence of the Higgs.
Cern Press page より
http://press.web.cern.ch/press/Welcome.html
とあります。詳細は12/13発表だそうなので、まだしばらくは様子を見ていた方がいいでしょう。