重力波観測

重力波観測というニュースが流れています。



重力波の研究は古くから東京大学で行われていました。
僕が東京大学理学部物理学科に進学して間もない3年生の春(1990年)、
物理学科では例年x,y,z軸という3つのグループを作って学園祭に参加
していたのですが、僕らのグループが新たにct軸というグループを作って
学園祭に参加しました。



その時の受け入れ研究室が坪野研究室という重力波を研究していた
研究室であり、重力波検出のための色々な装置が研究室にありました。
東京大学重力波研究は平川浩正先生の研究が知られていましたが、


http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/27730/1/rgn18_4_24.pdf


の通り病気で亡くなられ、その後坪野先生が東大で重力波研究をされていました。
平川先生の本。


復刊 相対論 第2版

復刊 相対論 第2版


目次を見ると、重力波が書かれています。
こちらは坪野先生の本です。

時空のさざ波―重力波を求めて (FRONTIER SCIENCE SERIES)

時空のさざ波―重力波を求めて (FRONTIER SCIENCE SERIES)


そしてついに重力波検出。すごいですね。


日本にはKAGRA計画がありますから、

http://gwcenter.icrr.u-tokyo.ac.jp/plan/history

の通り、日本の活躍が期待できそうです。