重力波観測
重力波観測というニュースが流れています。
重力波の研究は古くから東京大学で行われていました。
僕が東京大学理学部物理学科に進学して間もない3年生の春(1990年)、
物理学科では例年x,y,z軸という3つのグループを作って学園祭に参加
していたのですが、僕らのグループが新たにct軸というグループを作って
学園祭に参加しました。
その時の受け入れ研究室が坪野研究室という重力波を研究していた
研究室であり、重力波検出のための色々な装置が研究室にありました。
東京大学の重力波研究は平川浩正先生の研究が知られていましたが、
http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/27730/1/rgn18_4_24.pdf
の通り病気で亡くなられ、その後坪野先生が東大で重力波研究をされていました。
平川先生の本。
- 作者: 平川浩正
- 出版社/メーカー: 共立出版
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目次を見ると、重力波が書かれています。
こちらは坪野先生の本です。
時空のさざ波―重力波を求めて (FRONTIER SCIENCE SERIES)
- 作者: 坪野公夫
- 出版社/メーカー: 丸善
- 発売日: 1986/07
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そしてついに重力波検出。すごいですね。
日本にはKAGRA計画がありますから、
http://gwcenter.icrr.u-tokyo.ac.jp/plan/history
の通り、日本の活躍が期待できそうです。
沖縄で南十字星を撮影しました!
沖縄で南十字星を撮影しました!
南十字星は沖縄でも見えます。
ただし、地平線すれすれなので、かすんで見えないことがしばしばだったのです。
ちなみに撮影場所は宮古島。石垣、宮古で検討した結果宮古島にしました。
なぜかというと、南十字星は南に見えるのですが、石垣島は島の南部が島の中心部なので明るくなってしまうのです。
ところが宮古島は中心部が島の西側なので、南の空は真っ暗なのです。つまり南十字星観測に適しているのです。
しかも、フェリーなどに乗り換える必要もなく、東京からの直行便がある宮古空港から車で20分位です。
というわけでそのうち写真をアップ予定です。
南十字星がいつごろ見えるかは
- 作者: 牟田淳
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- 発売日: 2010/04/24
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に書いてあります。買ってね(このたび第4刷になりました!)