あたらしい憲法のはなし

日本国憲法改憲論議が議論されて久しい。
僕が憲法に触れたのは、中学校3年の時のことであるが、当時はあまりにもすばらしい憲法の考え方に深く感動し、こんなにすばらしい憲法がある国に生まれてよかったと思ったものだ。


憲法には基本的人権の尊重、国民主権などすばらしい考え方がたくさん記されているのだが、最近いろいろ議論の中心となっているのは戦争の放棄関連の部分。


これのおかげで日本は戦後平和に暮らせてこれたのである。
憲法9条がすばらしい点はいろいろあると思うが、基本的には憲法9条

「日本が決して軍事力に関して加害国にならないことによって平和を維持する。そのため、戦力を保持しない」

という思想に貫かれている。ただ、残念なことに国際社会では
「日本が軍事的に被害国となって平和が崩れる場合がある」
ということだ。

例えば20世紀のはじめに中国や朝鮮半島の国々が日本国憲法9条と同じような憲法を持っていたとしても、やっぱり日本に侵略されたであろう。

現在東アジアでおこっている軍事的な問題は、日本が軍事的加害国になる危険というよりも、日本が朝鮮半島の対立、台湾海峡を挟んだ対立に巻き込まれる可能性に関する軍事的な問題である。


しかし中学生のときジーンと感動した憲法9条が現実の国際社会でもまれているのをみると悲しいなあ。中国と台湾とか北朝鮮と韓国とか仲良くしてくれないかなあ。

というわけで憲法を抜粋。
感動的な文章です。


憲法前文より、一部抜粋
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。



憲法第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


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