[]フォー・イヤーズ・アゴー・イン・アメリカ

3月22日から旅行記グアム・ロタ編を書いてたのだけど、まだ出発編を書いていなかった。というわけで今日は出発編。


前回アメリカに行ったのはおよそ4年前(3年半)の2001年10月のことである。これは2001年の9.11事件の直後の時期にあたる。その当時はアメリカはテロに対する恐怖と怒りに満ちていたように思われる。

日本でもアメリカ行きを控える人々が増え、某研究所や某大学では、当面、安全が確保されるまでアメリカ行きを禁じるところもあった。私たちが当時乗ったハワイ行きの飛行機は日本航空の飛行機だった。アメリカの航空機よりは日本の航空機は狙われにくいであろうという想いから日本の航空機にしたのである。いつもであれば日本人観光客でびっしりになっているはずであったが、そのとき乗客はほとんどいなかった。

ハワイに到着してからは厳しい入国審査があり、スーツケースを開けさせられ、内容物を色々聞かれた。マウイに行くときは手荷物も全部調べられた。


一番衝撃的であったのは、入国審査場並びに空港にアメリカの陸軍がいたことである。まず、入国審査場にライフルを持った迷彩服を着た兵士が二人いて、入国者をチェックしていた。入国審査が終わったあとも、空港内に同じくライフルを持った迷彩服の兵士たちが通路の真中を並んで歩いてパトロールをしていた。



はやいものであれからもう今年の9月で4年たつことになる。


今回のグアム行きの飛行機は日本航空ではなくコンチネンタル航空であったが、ほぼ満員で、しかもほとんどが日本人。グアムの空港でも当時のハワイように厳しく英語で詰問されることもなく、日本語交じりの英語で優しく応対された。もちろん、ライフルを持った兵士はおろかパトロールする警官すらも見かけなかった(気が付かなかっただけで実際はいたのかもしれないが、、、、)。もっと厳しい審査があると思っていたので、拍子抜けした気分だった


自分の中でも、アメリカの中でも、9.11は風化しはじめているのかもしれない。完全に風化し、忘れてしまう前にアメリカ史上重大な事件である9.11と当時の自分が感じたことを日記の形で記録をしておきました。

(明日からは普通の旅の記録です。)