[]週休二日制が不景気と学力低下を招く?

僕が大学生の頃はまだ土曜日は大学の授業があった。しかし、最近週休二日制
が職場でも学校でも導入されているところが多くなってきた。僕は実はこの週休二日制といったものが、以下に示すように日本の不景気および日本の学力低下に大きく関わっていると思う。


労働者の場合、一日8時間労働とすると、昔は週6日48時間程度は働いていたのであるが、今や週5日40時間ほどしか働かない。そうすると、単純に考えても企業にとっては生産性が大きく減少したことに等しくなる。例えばある人が一時間あたり会社に一万円の売上をもたらしたとする。昔は週48時間働いていたから週48万円の売上があったが、今や40時間しか働かないので、40万円の売上しかないのだ。給料が48万から40万になったら大変であるように、企業にとっても人件費が同じでこれだけ売上が減ったら倒産してしまう会社がたくさん出てもおかしくないのではないだろうか。


私たちは「働きすぎ」といわれ、労働時間を減らしてきた。しかし、実は日本の豊かさと安定した会社は日本人が「働きすぎ」た結果、なんとかやっと手に入れてきた側面もあるのではないだろうか。

本来、労働時間の減少は、労働者の生産性の向上とセットで行われる必要がある。しかし、単に労働時間を減らすことが労働者にとって良いことだということで労働時間を減らした結果、会社の収益は減少し、それが労働者を危険にさらした面があるのではないだろうか?


同じことは学力にも言える。授業時間を少なくするためには、当然授業の質の向上とか短時間で教育するカリキュラムの開発とかとセットで行わなければならないことは明らかである。しかしながら単純に授業時間をへらし、しかも追いうちをかけるようにゆとり教育が行われた。これでは学力が低下するのは明らかである。


よって、私たちは土曜日も働いて、勉強することが必要ではないかと思う。豊かさや会社の安定が見こまれれば労働時間を短縮してもいいし、学力が維持されれば授業時間を減らしてもいいと思う。しかし、単に土曜日を休みにするのは、私たちにとってかえって好ましくないのではないか。

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