[]The moon とエデンの園
NASAの天体写真を集めていたら、月旅行記録映画「The moon」なる映画を発見したので早速、海老名の映画館へ。
今年は世界天文年なので、こういうイベントがいろいろあるらしい。
さて、早速映画が始まります。
まずはケネディのあの有名な演説、
「1960年代の内に、人類を月に送り、そして地球に帰還させる」
です。詳細は以下(wikipediaより)。
"...I believe that this nation should commit itself to achieving the goal, before this decade is out, of landing a man on the Moon and returning him safely to the Earth. No single space project in this period will be more impressive to mankind, or more important in the long-range exploration of space; and none will be so difficult or expensive to accomplish..."
(邦訳)「…私は、今後10年以内に人間を月に着陸させ、安全に地球に帰還させるという目標の達成に我が国の国民が取り組むべきであると考えている。この時代の宇宙長距離探査の分野で、人類にとってこれ以上に素晴らしく、これ以上に重要な宇宙計画はないだろう。またこれ以上に遂行が困難で費用のかかる計画もないだろう…」
宇宙開発でアメリカはソビエトのガガーリンに先を越されて焦るわけですが、ケネディの当時は一見荒唐無稽とも取られかねない、それでいて人々を勇気づけるこの演説後、アメリカは宇宙開発にますますまい進し、実際に60年代末、アポロ11号を打ち上げ月に人を送り、そして地球に帰還させることに成功するのです。
アポロ計画後、誰一人として月に行っていない事を考えてもそのすごさが分かります。
松岡修造もホームページで言っていますが、「夢は人々を動かす原動力」なのです。
というわけでこの演説はお気に入りです。
さて、映画の話の展開はというと、残念ながら中高生向きというわけではなかった。つまり、すでに「アポロ計画」について十分な知識を持った人が見ないと、時々説明抜きであることがあるので、この映像の意味は分からないだろうなあと思われるところがいくつかあった。
ただ、アポロ計画を知っていると思われる人にとっては非常に面白い映画。
さらに言えば、内容は分からなくても、宇宙から見る地球、月の美しい映像を見るだけでも、十分であろう。有名な「地球の出」の写真や、ロケットから見る地球の姿とか美しい映像がたくさん出てきます。
そして映画の最後に、その美しい地球を宇宙から見てきた宇宙飛行士が
「私 た ち の 地 球 は エ デ ン の 園 だ 」
と語った言葉が印象的でした。暗黒の宇宙の中で、地球はこの上なく美しい楽園なのです。