CANON EOS 5D MARK II で天体写真を

今日、Canon EOS 5D MarkIIを購入することを決定しました。


これまでEOS 20Dでメインに写真を撮ってきましたが、これで高感度、低ノイズ写真が撮れるようになります。天の川の写真とかも南十字星とかの写真もきれいに撮れるはずです。


EOS5DMarkIIでは以下の理由で、あるとてもきれいな写真が撮れるようになります。


まず、EOS20DとEOS5DmarkIIでは常用ISO 1600→6400になります。これで露出時間は単純に1/4倍になります。


さらにEOS5DmarkIIではフルサイズCCDなので、24mmの広角レンズでもF値が1.4とかいうすごいレンズがあります。24mmのレンズを普通の一眼デジカメで撮ってもそれほど広角にならず、15mmとかのレンズを使わなくてはならないのですが(アートのための数学を参照)、15mmのレンズはF値はシグマ製で2.8です。15mmでF値が1台のは普通には手に入りません。つまり、EOS5DmarkIIを使えば広角でF値が1.4のものを使用できるので、結局F値が2.8→1.4となるので、露出時間は1/4倍になります(アートのための数学参照)


よって、露出時間はあわせて1/4×1/4=1/16になります。


ISO 1600, F2.8で天の川を撮影するのに露出時間は20〜30秒必要ですから、ISO 6400,F1.4にして露出時間が1/16倍になれば露出時間1〜2秒で天の川が撮影できるようになります。



こうすると、『地上の風景も天体も一緒にぶれずに写真が撮れる』



ようになるのです。



これまでは、露出時間が長かったので、どうしても星が動いてしまい、拡大すると星の動きが目立ってしまっていました。これを避けるにはこれまで赤道儀を使ってカメラを星の動きにあわせて回していたのですが、すると今度は地上の風景が動いてしまいます。風景も天体も静止させるためには、露出時間を短くするしかないのです。


EOS5DMARKIIでは、露出時間を短くできるので、『サトウキビ畑と天の川』とか『富士山と天の川』とか『野辺山の高原と天の川』とかの写真が、地上の風景も天体もほぼ静止させてきれいに撮影できるのです。つまりより自然に地上の風景と一緒に天の川の写真とかが撮れるのです。




夏休みが楽しみです。