[]日本の相転移

ライブドアブログにはポイントといったものがあるのだが、ごくせんとかの話を書くとポイントが上がるのに、まじめな話を書くとあまりポイントが上がらない。うーむ。


さて、
小学校から大学院に至るまで、卒業式の学長の話というのは殆ど覚えていないのだが、唯一、なんとなく覚えている話がある。大学を卒業するときの、A.A総長(当時)の話である。


A総長は安田講堂で「現在は相転移がおきている」という趣旨の話をなされたと記憶している。当時は世界中を緊張させていたアメリカとソビエト社会主義共和国連邦の対立があっけなく終わり、東ヨーロッパの共産政権やソビエト連邦が次々と崩壊していった時代である。第二次世界大戦前後のように、全世界が大きく激動していた時代であった。


現在の日本でも、相転移という観点から言うと、新しい相転移がおきはじめているような気がする。

日本はバブル崩壊後、不景気に苦しめられてきた。しかし去年、日本を代表する著名な経営陣らですらプロ野球2リーグ制を維持できなくなったにもかかわらず、非常に若い某IT経営者ら2名がプロ野球界参入を立候補し、結果として2リーグ制を維持することに成功した。


若い有能な経営者がプロ野球を救ったのである。プロ野球界の相転移がおこったのである。


今年になって、某IT企業と某巨大マスコミが世間を賑わせている。最終的にどうなるかわからないが、これらの過程を通じて、プロ野球のように良い意味での日本の相転移がおこればと期待している。