[]日本科学未来館「サイエンス・トンネル」


来週から授業が始まるのだが、僕の授業の物理学概論の2回目の授業で
ミクロなクオークからマクロな宇宙までのスケールと、それぞれのスケールで
素粒子の軌跡とかシリコン原子の結晶とか銀河の形とか重力レンズ効果の写真とか
とても美しい形があることを説明する予定なのだが、
それに関連した話題が日本科学未来館でやっているということなので出かけてみた。


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日本科学未来館「サイエンス・トンネル」という展示なのだが、
これって僕が目をつけたテーマと全く同じじゃん。

ミクロな世界からマクロな世界まで見た目に美しく、芸術と関連付けようと
しているよ。

まあ考えることは大体同じみたいだ。

このサイエンス・トンネルはドイツで有名なマックス・プランク研究所が関わっているのだが、
世界第一級の研究所がこういう活動をしているのがすごい。

日本だと宇宙の人間を除いて、こういうことをものすごく軽視し、人によっては
ばかにして関わろうとしないんだよなあ。

その結果、「理科離れ」ということで高校生とか大学生とかが離れていって、
学生が減って大学で研究しにくくなってさあ大変ってあわてているわけ。

なんだかねえ。


日本の研究予算って「研究」で評価されるけど、例えば別枠で「世間の評価、人気」
で予算与えたらどうだろう。もちろん、それじゃあ世間受けの研究しかできない
と思うかもしれないけど、世間に受ければ沢山の優秀な高校、大学生がその分野に
やってきて、結局はその分野が栄えると思う。それに「研究は世間とは関係ない」
というスタンスが現在のこの「理科離れによる理工系学生の減少」を生み出した一因
ではないかなあ。


あ、でも今日このサイエンス・トンネル展で、たしか理学博士号をとった見覚えの
ある人がいた(ジロジロ見たわけではないので、人違いかもしれないが)。
こういう人がこういうところで働きだしたということはちょっとはいいことかも知れない。



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